おおやまあふりじんじゃ
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大山阿夫利神社は神奈川県伊勢原市の大山に鎮座する神社である。大山は雨降山とも呼ばれ、山上に雲や霧を生じて雨を降らすことから、古くより雨乞いの霊山として信仰を集めた。社伝によれば崇神天皇の御代の創建といい、延長五年の延喜式神名帳には阿夫利神社として相模国の小社に列している。下社は大山祇神を主祭神とし、山頂の本社に大山祇神を、摂社の奥社に大雷神、前社に高龗神を祀る。 天平勝宝四年には良弁が神宮寺として雨降山大山寺を建て、以後は神仏習合のもとで大山修験が栄え、源頼朝や北条氏、徳川氏ら武家の崇敬を受けた。江戸時代には参詣の講である大山講が関東各地に組織され、庶民は瀧で身を清め、木太刀を神前に納める大山詣りに親しんだ。富士山の祭神木花咲耶姫の父神を祀ることから、富士との両詣りも盛んであった。 明治の神仏分離を経て石尊大権現の名は退き、旧来の阿夫利神社へと復した。今日では大山詣りが日本遺産の構成文化財に認定され、関東総鎮護の霊峰として多くの参拝者を迎えている。